SVAラオス事務所活動報告

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サラワン県、インペーン小学校に新しい校舎ができました

 インペーン小学校は二学年だけが、一つの教室で勉強していた学校でした。新校舎建設予定のことは以前にご報告しました。
 待望の新校舎が完成したのは、8月末。
既に新しい校舎での授業を始っていましたが、正式な贈呈式は雨期明けとその後の農繁期が終わるのを待って、11月25日、日本からの支援者を迎えて盛大に行われました。
新校舎の材料には、村人が山に入って切り出し、製材をした木材が使われています。大量の木材の調達はスワイ族のこの小さな村にとっては歴史に残る大事業でした。村を挙げての喜びが贈呈式にも現れていました。
 もちろん、新しい校舎を使っている子どもや先生の喜びもひとしおです。新しい校舎は三教室の小さなものですが、通ってくる生徒の数は、一挙に57人から106人にも増えたそうです。元気な子どもたちに囲まれ、先生も誇らしそうでした。
 でも悩みが。先生の数を学年の数に合わせて3人(1年年~3年生)に増やすように県の教育局が努力していますが、まだ教育省からの許可が来ていないとのことです。
たった一人の先生の奮闘はまだしばらく続きそうです。
この日も、贈呈式もそっちのけで、先生は子どもたちをまとめるのに跳びまわっていました。

*サラワン県は下記のサイトのラオス地図を参照ください。
尚この地図は 仏語表記のため、英語表記とは若干異なります。
  Salavangは南部にあります。
http://www.reliefweb.int/rw/RWB.NSF/db900SID/SKAR-64GDLS?OpenDocument&rc=3&cc=lao



左の民家のようなのが旧校舎。

村人総出で歓迎の人垣を作って来賓を迎えます。

カメラを向けるとすぐに固まってしまう、子どもたち。

情熱のチャンパサック県図書館

2006年11月24日

ラオス事務所 米岡雅子

10月22日(日)、チャンパサック県立図書館を訪れました。
2階の子どもの部屋は子どもたちの熱気が一杯。図書館員の演じるおはなしやゲームなどに、子どもたちは真剣な表情で聞き入り、全身で楽しんでいました。この子どもたちの「気持ちの乗り方」はこれまで見てきた図書館の中でも群を抜いています。
特に、子どもたちが「サルとワニ」のペープサートをとっても上手に演じているのにはおどろきました。これは、7月に自治労東京都さんと開催した『ペープサート等のおはなしのツール作りのワークショップ』で初めて披露したばかりのものだからです。台詞回しのうまさは、何回も練習している証拠です。
この生き生きとした子どもたちは図書館員の活動の賜物です。
この図書館は現在、月曜日から日曜日まで休みなく毎日開館しています。4人の職員は、交代で休みを取りながらがんばっています。
「私たちがやらなきゃ誰がやるの。子どもたちに良い人間になってもらう、それが図書館の目的なのですから。」とスリマーさんは言います。
音響設備が何もないので、カセットデッキを家から持ってきて図書館で使い、また図書館の広報のために自転車に乗せて学校にも持って行きます。一緒に近郊の小学校に行った時にも、先生に対して、「おはなしの仕方とか、わからなかったら何でも聞いて下さいね」と励ましていました。
『県の公共図書館が中心となって、学校や村の図書館で働く人たちを指導する』という目標に向かって大きく、着実に歩み始めている図書館員の皆さんです。
元気な、熱気にあふれる図書館員に会いに、チャンパサック県立図書館にぜひおいで下さい。


『ワニとサル』

スリマーさんは子どもの中心

チャンパサック図書館

多くの人が支えるサワンナケート県図書館

2006年8月7日

ラオス事務所 米岡雅子

  ラオスではまだ4県にしかない県立図書館(加えて、近々ビエンチャン市立図書館が開館)ですが、これらが図書館活動普及の地域センターになるように支援活動を実施しています。シェンクワンに引き続いての報告です。
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 サワンナケート県図書館には、2003年から自治労東海地連さん、自治労愛知県本部さん、自治労名古屋市職さんが建設支援、運営支援を継続している図書館です。これらのこともあって、この図書館はSVAが支援している県の公共図書館の中でも最も活動が活発です。
 
 事前に、「10月17~20日に図書館員さんと県・郡教育局職員と一緒に小学校を訪問、21日(土)は図書館で過しますね」とお知らせしてありました。ところが現地に行ってビックリ、図書館には「10月21日(土)はSVAスタッフが来て、おはなし会スペシャル!」とのポスター、 さらに情報文化局は県のテレビやラジオの記者も呼んでいました。
 このようにとても積極的な皆さん。そしてその中の一人が県教育局スタッフのプートーンさん。彼女はとても明るい人柄で、歌も司会も何でもこなす「天性のおはなしおばさん」。図書館員も顔負けの活躍で、土曜日に時間があるときには、図書館での子どものためのおはなし会に手伝いにも来てくれます。

 また、この図書館には地元からの支援も集まっています。県情報文化局が今年に入って700万キープ(約56,000円)の図書購入・会員カード・ブックカード作成用に予算を付けてくれました。また地元の企業で、子どもたちに配るためのノートやペンなどを支援してくれているところもあります。
 
 このように活発な活動をしているサワンナケート図書館を、ぜひ全国各県の図書館員たちに見てもらいたいな、と考えている今日この頃です。                
         
(文・写真 米岡雅子)


サワナケート図書館

右端がプートンさん

大混雑の図書館

子どもの前で歌を披露する図書館員(右端がプートンさん)

がんばれ! シェンクワンの図書館員

2006年8月7日

ラオス事務所 米岡雅子


 以前にお伝えした共産主義の本ばかりのシェンクワン県立図書館に、その後今年5月に大人向け、子ども向けの様々な分野の本を3,000冊ほど支援しました。また子ども用の本棚や机・椅子も支援、子どものためのスペースを確保しました。

 そして今回、「県の公共図書館から学校の図書室・図書箱に本を貸し出して、公共図書館と学校図書館・図書箱をつなぐ!」ための具体的な活動が始まりました。
 まずは、図書館員と県・郡教育局職員と一緒に学校を尋ねて、図書館の紹介と『おはなし』等をおこないました。 同行した図書館員は最年長のヴィエンカムさん。SVAスタッフのミンチェンさんと
共に図書館の紹介をしました。小規模の小学校では全校生徒を集めて、大規模の学校では各クラスを回って、まずミンチェンさんがゲームやおはなしをして、読書への関心を高め、そして、ヴィエ
ンカムさんが図書館の紹介をします。

 最初の頃は、ヴィエンカムさんも緊張してしまい、ミンチェンさんと二人、まるで変な漫才コンビのよう。ミンチェンさんが盛り立てようとすればするほどおかしな感じになってしまいました。しかし始めはぎこちなかったヴィエンカムさんも、予定した8校を回り終えるころには子どもたちの気持ちに合わせた図書館の説明ができるようになり、すっかり自信が付いたようです。
 これからは、今回を参考に、回れなかった各学校を図書館員と教育局とで独自に協力して訪問していくことになります。
 
 5月にシェンクワン県図書館に本を支援しましたが、本の登録や分類に時間がかかり、貸出サービスは8月に始まったばかりです。
SVAが支援する県の公共図書館の中でも実は一番心配なシェンクワンですが、これからも少しずつ一緒に前進していきたいと思います。

(記・写真;米岡雅子)


『シェンクワン県図書館』

子供用のスペースができたシェンクワン図書館

ポンサワン高校での説明

シェンクワンの山々には爆撃の跡が赤茶けて残っている

ラオスの多くの企業から協賛していただきました。

9月9日(土)、『国際識字の日』にちなんで、SVA主催の親子向けの催しがラオス最大のコンベンションセンターの野外ホールで開かれました。
朝9時に開幕。主役はSVA図書館の子どもたちとユースボランティア。日ごろ練習してきた紙芝居、ドラマ、人形劇、歌、踊り、ゲーム・・・。そして、『子どもの家』の伝統舞踊の賛助出演も加わって、午後3時まで盛りだくさんの大賑わいでした。
 
この催しを中心になって実行した図書館事業課コーディネーターのカムコンスタッフから話を聞きました。
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 「多いときで300人、延べ1,000人以上の親子連れが来てくれました。SVA図書館ではこれまでも何度も経験がありますが、外の会場で、こんな大規模にやるのは初めてです。ここは広い会場ですし、
町の中心からは離れているので、人が集まるかどうか心配でした。
必死で、新聞やTV、関係団体等に宣伝しました。当日、同会場で開かれていたフェアでチラシを撒いたことも効果的だったのではないでしょうか」
 「それと、うれしかったことは多くのラオスの会社がこの催しに協賛して、寄付をしてくれたことです。初めての試みでしたが、多くの会社を回りました。ほとんどの会社がSVAが何をしている団体なのか知りませんでした。
2ヶ月前には、今回の会場である Lao I‐TECC に会場提供のお願いに行きましたが、初めは怪訝な顔をされました。結局3回お願いに行ったあと電話でOKの返事をもらいました。
 今回は、合計14の会社・団体から支援していただきました。中にはラオスを代表する大きな会社もあります。ほとんどの会社にとってもこのような催しに協賛するのははじめてだったようです。 
現金の寄付だけでも約1,000$、ほかにも本、文房具、飲み物、食事なども提供していただきました。
 びっくりしたのは当日隣のビルのフェア会場で催しの案内ビラをまいていたら、出店していた多くの店からその場で寄付をいただいたことです。現金以外に、ケーキ、キャンディ、水、文具、子ども服までいただきました」
 「準備したスタッフや出演した子どもたちだけでなく、多くの人たちの手助けで今回の催しは成功することができました」       
                           
(まとめ:高橋久夫)



もう!夢中

親子連れで満員 立ち見も

ユースボランティアの奮闘

協賛していただいた企業(一部)